▼2009年06月03日
山崎パンの「脳トレパン」
本日は、木村拓也さん主演の「MR.BRAIN」(過去記事:09年5/27)とのコラボ菓子パン、山崎パンの「脳トレパン」をご紹介。こう言うニュースを読むと脳ブームもついに(イノベーター理論で言う)レイトマジョリティー層まで落ちてきた感じがしますね。しかし、売れるのかね~?

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秋葉原駅近くに本社を置く山崎製パン(千代田区岩本町3)は5月23日、コラボレート菓子パン「MR.BRAIN 脳トレパン」の販売を開始した。同商品は、TBS系テレビドラマ「MR.BRAIN」とコラボレートした菓子パン。SMAP木村拓也さん主演の下、警察庁科学警察研究所を舞台に、研究員として新しく赴任した脳科学者が、独自の視点と発想から難事件を解決していくというドラマの内容に合わせ、「頭脳」をテーマに開発。外観は「脳」をイメージし、パン生地の上にシュー生地をトッピングしてひだのある独特のかたちに焼き上げた。フィリング(中身)は、DHAの入った塩キャラメル風味チョコクリームとホイップクリームを注入。おまけとして「脳トレ問題(シール)」が付く。価格は128円。
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*記事は、アキバ経済新聞より。

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秋葉原駅近くに本社を置く山崎製パン(千代田区岩本町3)は5月23日、コラボレート菓子パン「MR.BRAIN 脳トレパン」の販売を開始した。同商品は、TBS系テレビドラマ「MR.BRAIN」とコラボレートした菓子パン。SMAP木村拓也さん主演の下、警察庁科学警察研究所を舞台に、研究員として新しく赴任した脳科学者が、独自の視点と発想から難事件を解決していくというドラマの内容に合わせ、「頭脳」をテーマに開発。外観は「脳」をイメージし、パン生地の上にシュー生地をトッピングしてひだのある独特のかたちに焼き上げた。フィリング(中身)は、DHAの入った塩キャラメル風味チョコクリームとホイップクリームを注入。おまけとして「脳トレ問題(シール)」が付く。価格は128円。
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*記事は、アキバ経済新聞より。
▼2009年05月27日
キムタク主演「MR.BRAIN」とニューロマーケティング
録画していた、キムタク主演ドラマ「MR.BRAIN」をやっと観ました。
これって、出演者がやけに豪華なんですね。ビックリしました。
さて、本ブログでは、以前からニューロマーケティングに注目してきましたが(過去記事:08年10/8、08年10/9)、今回はこのドラマ「MR.BRAIN」に照らし合わせて、再度ニューロマーケティングの手法について、おさらいをしてみたいと思います。

http://www.tbs.co.jp/mr-brain/
現在、ニューロマーケティングの計測方法を大きく分類すると、間接的に計測する方法と、直接的に計測する2つの方法があります。
ドラマの中で、綾瀬はるか 演じるキムタクの部下が被っていた脳波計測方法は「直接計測」に分類します。こちらは、EEG(脳波測定)やMEG(脳磁図計測)を使い、電気や磁気、脳波を通じて脳活動を計測する方法です。リアルタイムの計測に優れているので、映像等の評価をするのに適しています。ドラマの中でも、(脳波の動きはややオーバーではありますが)脳波の結果が瞬時にスクリーンに現れる演出となっていました。
実際、現在既にEEGモデルを活用してニューロマーケティングをビジネス展開している企業とし、EmSense社があげられます。ちなみに、オーストラリアのNeuro-insight社は、これに改良を加えたSSTという独自の手法を使っています。
一方、ドラマの中で、高嶋政伸 が、嘘発見のためにかけられていたテスト方法、fMRI(磁気共鳴機能画像法)です。こちらは、「間接計測」方法として、脳血流・脳代謝の変化を計測します。リアルタイム性はないものの、深い情報を引き出すことが可能な手法です。(ドラマの中でもその様な演出になっていましたね。ただし、実際稼働時のノイズはもっと大きいです)
この手法をニューロマーケティングに応用している企業としては、英国のneurosense社があげられます。
ドラマの中では、初回ということもあり、右脳と左脳の関係について簡単に語られる程度でしたが、ブレインマッピング(人間の行動心理に対して脳のどの部分が反応するか)の研究は日々進んでいます。この辺がドラマが進展するにつれ深堀されていったら面白いのになぁ、と勝手に想像しています。
これって、出演者がやけに豪華なんですね。ビックリしました。
さて、本ブログでは、以前からニューロマーケティングに注目してきましたが(過去記事:08年10/8、08年10/9)、今回はこのドラマ「MR.BRAIN」に照らし合わせて、再度ニューロマーケティングの手法について、おさらいをしてみたいと思います。

http://www.tbs.co.jp/mr-brain/
現在、ニューロマーケティングの計測方法を大きく分類すると、間接的に計測する方法と、直接的に計測する2つの方法があります。
ドラマの中で、綾瀬はるか 演じるキムタクの部下が被っていた脳波計測方法は「直接計測」に分類します。こちらは、EEG(脳波測定)やMEG(脳磁図計測)を使い、電気や磁気、脳波を通じて脳活動を計測する方法です。リアルタイムの計測に優れているので、映像等の評価をするのに適しています。ドラマの中でも、(脳波の動きはややオーバーではありますが)脳波の結果が瞬時にスクリーンに現れる演出となっていました。
実際、現在既にEEGモデルを活用してニューロマーケティングをビジネス展開している企業とし、EmSense社があげられます。ちなみに、オーストラリアのNeuro-insight社は、これに改良を加えたSSTという独自の手法を使っています。
一方、ドラマの中で、高嶋政伸 が、嘘発見のためにかけられていたテスト方法、fMRI(磁気共鳴機能画像法)です。こちらは、「間接計測」方法として、脳血流・脳代謝の変化を計測します。リアルタイム性はないものの、深い情報を引き出すことが可能な手法です。(ドラマの中でもその様な演出になっていましたね。ただし、実際稼働時のノイズはもっと大きいです)
この手法をニューロマーケティングに応用している企業としては、英国のneurosense社があげられます。
ドラマの中では、初回ということもあり、右脳と左脳の関係について簡単に語られる程度でしたが、ブレインマッピング(人間の行動心理に対して脳のどの部分が反応するか)の研究は日々進んでいます。この辺がドラマが進展するにつれ深堀されていったら面白いのになぁ、と勝手に想像しています。
▼2009年04月30日
マーク・ヒューズの書籍「バズマーケティング」
本日のクリエイティブチェックでは、マーク・ヒューズの書籍「バズマーケティング」を取り上げます。
本書ではバズマーケティングを以下の通り定義し、様々な視点からその重要性を解説しています。
「バズ・マーケティングとは、あなたのブランドや会社について話題にすることが楽しく、魅力的で、報道価値のあることになるまで、消費者とマスコミの注意を引くこと。」

著者のマーク・ヒューズ自身、立ち上がり間もないハーフ・ドット・コム社の知名度を上げるために、交渉を重ね、ついにオレゴン州にある「ハーフウェイ」という町名を「ハーフ・ドット・コム」に変えてしまった程のアイディア&実行マン。書籍の前半ではこのサクセスストーリーを中心に、そのハードな交渉の道のりと、結果的に手に入れることができた莫大なパブリシティについて語っています。
このように、誰も成しえなかったアイディアへの挑戦を、本書では「バズエベレストに登る」と表現しています。
著者はバズを生み出すために必要な話題のポイントを以下の6点に集約しています。
・タブー(セックス、嘘、下品でたわいのないジョーク)
・一風変わったこと
・突飛なこと
・おもしろおかしいこと
・ずば抜けていること
・秘密(守られているものも、暴かれたものも)
加えて、マスコミで取り上げてもらいやすいストーリー作りとして、以下5つをあげています。
・ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
・一風かわった、または突飛な話題
・物議をかもす話題
・有名人の話題
・マスコミですでにホットな話題
後半では、他にも様々なバズマーケティング成功事例を取り上げています。
スーパーボール枠(過去事例:08年10/21)の火付け役となったアップルの「1984コマーシャル」や、対立の構図を生んだ「ペプシチャレンジ」(過去事例:08年10/9)、3年間拡大し続けた「アメリカンアイドル」、歌手の「ブリトニースピアース」の例等。
従来のマーケティングに疑問を感じている人のみならず、アイディアを突破口に新しいことにチャレンジしたいと考えている人は、ぜひ本書を読んで、「バズエベレスト」に挑戦して欲しいと思います。
アイディア発想の時代、ヤル気を起こすには、実に適した本だと感じました。
本書ではバズマーケティングを以下の通り定義し、様々な視点からその重要性を解説しています。
「バズ・マーケティングとは、あなたのブランドや会社について話題にすることが楽しく、魅力的で、報道価値のあることになるまで、消費者とマスコミの注意を引くこと。」

著者のマーク・ヒューズ自身、立ち上がり間もないハーフ・ドット・コム社の知名度を上げるために、交渉を重ね、ついにオレゴン州にある「ハーフウェイ」という町名を「ハーフ・ドット・コム」に変えてしまった程のアイディア&実行マン。書籍の前半ではこのサクセスストーリーを中心に、そのハードな交渉の道のりと、結果的に手に入れることができた莫大なパブリシティについて語っています。
このように、誰も成しえなかったアイディアへの挑戦を、本書では「バズエベレストに登る」と表現しています。
著者はバズを生み出すために必要な話題のポイントを以下の6点に集約しています。
・タブー(セックス、嘘、下品でたわいのないジョーク)
・一風変わったこと
・突飛なこと
・おもしろおかしいこと
・ずば抜けていること
・秘密(守られているものも、暴かれたものも)
加えて、マスコミで取り上げてもらいやすいストーリー作りとして、以下5つをあげています。
・ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
・一風かわった、または突飛な話題
・物議をかもす話題
・有名人の話題
・マスコミですでにホットな話題
後半では、他にも様々なバズマーケティング成功事例を取り上げています。
スーパーボール枠(過去事例:08年10/21)の火付け役となったアップルの「1984コマーシャル」や、対立の構図を生んだ「ペプシチャレンジ」(過去事例:08年10/9)、3年間拡大し続けた「アメリカンアイドル」、歌手の「ブリトニースピアース」の例等。
従来のマーケティングに疑問を感じている人のみならず、アイディアを突破口に新しいことにチャレンジしたいと考えている人は、ぜひ本書を読んで、「バズエベレスト」に挑戦して欲しいと思います。
アイディア発想の時代、ヤル気を起こすには、実に適した本だと感じました。
▼2009年04月02日
ビルコムの「WebPR診断テスト」
森田健作さんが千葉県知事に当選しました。
千葉県民へのインタビューを見る限り、東国原宮崎県知事がもたらした効果と同じように、自分達の属する県へのPR効果を期待する声が多いようです。
ネットワーク環境の変化は、根本的な情報の流れ方をガラッリと変えてしまいました。
ご存知の通り、トップダウンの一方的な情報フローだけでは、もはや宣伝効果は期待できず、情報の受け手がいかにその内容を自分事化してシェアしたくなるようにするかが、コミュニケーションデザインの秘訣になるわけです。インタビューに答える県民の方々も、この辺を肌で感じているのだと思います。
本日のクリエイティブチェックでは、そんなことを考えながら、ビルコムの「WebPR診断テスト」を取り上げます。

http://www.bil.jp/
ビルコムさんは、昨年のカンヌを席巻した「UNIQLOCK」(過去記事:08年8/4日)や、今年のアドフェスで注目を浴びた「Love Distance」(過去記事:09年3/27)のPRを担当した会社。
県知事との比較までは行かないものの、自分のプロジェクトやクリエイティブを立ち上げた後にどこまでPR力をもって、それを普及できるか。「WebPR診断テスト」を通じてチェックしてみてください。
千葉県民へのインタビューを見る限り、東国原宮崎県知事がもたらした効果と同じように、自分達の属する県へのPR効果を期待する声が多いようです。
ネットワーク環境の変化は、根本的な情報の流れ方をガラッリと変えてしまいました。
ご存知の通り、トップダウンの一方的な情報フローだけでは、もはや宣伝効果は期待できず、情報の受け手がいかにその内容を自分事化してシェアしたくなるようにするかが、コミュニケーションデザインの秘訣になるわけです。インタビューに答える県民の方々も、この辺を肌で感じているのだと思います。
本日のクリエイティブチェックでは、そんなことを考えながら、ビルコムの「WebPR診断テスト」を取り上げます。

http://www.bil.jp/
ビルコムさんは、昨年のカンヌを席巻した「UNIQLOCK」(過去記事:08年8/4日)や、今年のアドフェスで注目を浴びた「Love Distance」(過去記事:09年3/27)のPRを担当した会社。
県知事との比較までは行かないものの、自分のプロジェクトやクリエイティブを立ち上げた後にどこまでPR力をもって、それを普及できるか。「WebPR診断テスト」を通じてチェックしてみてください。
▼2008年11月28日
エンゲージメントの高い映像
まずはこちらの映像を見てみてください。
ブランコでぐるりと一周する映像です。結果が分かっていても最後まで見てしまいます。
実はこんな映像が意外とエンゲージメントが高いと言えたりするのかな?と思うわけです。
1920年代にアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが著作の中で広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを「AIDMAの法則」と記しました。(Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動))
近年ではメディア環境のインターネット化に伴い、生活者の消費行動は「AISAS」にシフトしてきていると言われています。(Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(行動、購入)、Share(共有、商品評価をネット上で共有しあう)
この消費行動の変化は、ブランドと生活者の間の「エンゲージメント(絆)」をより重要視することになります。
単なるリーチやフリークエンシーのカウントだけではなく、デプスを評価する傾向が強まっていきます。
情報を通じて目にしたブランドを如何に「自分事化」してもらうか。
生活者が自ら進んで体験するための施策、またその結果体験したものを共有したくなるアイディアはどこにあるのか。
そういったことがいままで以上に考えていく必要がでてきました。
いままではデプスインタビューやアンケートといった不安定要素の多い手法でしかエンゲージメントを集計することはできませんでしたが、最近ではニューロマーケティング(過去記事:08年10/8)を活用しながら比較的安価にエンゲージメントを計測できるテクノロジーも出てきています。
そろそろエンゲージメントの高い映像集をまとめてみるのも、今後のクリエイティブを考える上では面白いかもしれません。
ブランコでぐるりと一周する映像です。結果が分かっていても最後まで見てしまいます。
実はこんな映像が意外とエンゲージメントが高いと言えたりするのかな?と思うわけです。
1920年代にアメリカのサミュエル・ローランド・ホールが著作の中で広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを「AIDMAの法則」と記しました。(Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動))
近年ではメディア環境のインターネット化に伴い、生活者の消費行動は「AISAS」にシフトしてきていると言われています。(Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(行動、購入)、Share(共有、商品評価をネット上で共有しあう)
この消費行動の変化は、ブランドと生活者の間の「エンゲージメント(絆)」をより重要視することになります。
単なるリーチやフリークエンシーのカウントだけではなく、デプスを評価する傾向が強まっていきます。
情報を通じて目にしたブランドを如何に「自分事化」してもらうか。
生活者が自ら進んで体験するための施策、またその結果体験したものを共有したくなるアイディアはどこにあるのか。
そういったことがいままで以上に考えていく必要がでてきました。
いままではデプスインタビューやアンケートといった不安定要素の多い手法でしかエンゲージメントを集計することはできませんでしたが、最近ではニューロマーケティング(過去記事:08年10/8)を活用しながら比較的安価にエンゲージメントを計測できるテクノロジーも出てきています。
そろそろエンゲージメントの高い映像集をまとめてみるのも、今後のクリエイティブを考える上では面白いかもしれません。
▼2008年10月09日
脳科学/認知科学を応用した「ニューロマーケティング」その2
前回に続き、脳科学/認知科学を応用した「ニューロマーケティング」を取り上げます。
脳科学を応用したマーケティングのその手法が注目されるきっかけとなった論文があります。
それが、2004年に米ベイラー大学の神経科学者リードモンタギューが発表したコカコーラとペプシの論文、「Neural Correlates of Behavioral Preference for Culturally Familiar Drinks 」です。
(文化的になじみ深い飲み物に対する行動嗜好に関する神経相関)
http://www.poldracklab.org/teaching/neuroeconomics/McClureEtAl2004_Neuron.pdf
モンタギュー氏は、成分的には大した違いのないコーラとペプシを、ブランド名を明示した場合と隠した場合で飲み比べ、その時の脳の活動の違いをfMRI(磁気共鳴機能画像法)を用いて計測しました。
その結果、ブランド名を伏せて飲むとコーラもペプシも脳神経の活動に違いはなかったものの、ブランドを明らかにして飲んだ場合、コーラでは高次の思考(例えばブランド認識)を司ると考えられている背外側前頭前皮質や記憶を司る海馬などで異なった反応が見られたことを発表しました。
この実験を通じて、ペプシを選ぶ人は味で選び、コカコーラを好む人はブランドの影響を強く受けているという一つの推測が可能となりました。ブランドが人へ働きかける影響力を一つの方法で提示して見せたわけです。
この研究が以後大きな影響を与えていくわけですが、脳科学/認知科学の応用に大切なのは、この様な
「オリジナルな研究手法を思いつくこと」でもあるような気がします。
この様な論文がネット上からすぐに確認できる世の中になってくると、ますます、この様な科学の分野でもクリエイティブな設計が必要となってくると考えられます。
脳科学を応用したマーケティングのその手法が注目されるきっかけとなった論文があります。
それが、2004年に米ベイラー大学の神経科学者リードモンタギューが発表したコカコーラとペプシの論文、「Neural Correlates of Behavioral Preference for Culturally Familiar Drinks 」です。
(文化的になじみ深い飲み物に対する行動嗜好に関する神経相関)
http://www.poldracklab.org/teaching/neuroeconomics/McClureEtAl2004_Neuron.pdf
モンタギュー氏は、成分的には大した違いのないコーラとペプシを、ブランド名を明示した場合と隠した場合で飲み比べ、その時の脳の活動の違いをfMRI(磁気共鳴機能画像法)を用いて計測しました。
その結果、ブランド名を伏せて飲むとコーラもペプシも脳神経の活動に違いはなかったものの、ブランドを明らかにして飲んだ場合、コーラでは高次の思考(例えばブランド認識)を司ると考えられている背外側前頭前皮質や記憶を司る海馬などで異なった反応が見られたことを発表しました。
この実験を通じて、ペプシを選ぶ人は味で選び、コカコーラを好む人はブランドの影響を強く受けているという一つの推測が可能となりました。ブランドが人へ働きかける影響力を一つの方法で提示して見せたわけです。
この研究が以後大きな影響を与えていくわけですが、脳科学/認知科学の応用に大切なのは、この様な
「オリジナルな研究手法を思いつくこと」でもあるような気がします。
この様な論文がネット上からすぐに確認できる世の中になってくると、ますます、この様な科学の分野でもクリエイティブな設計が必要となってくると考えられます。
▼2008年10月08日
脳科学/認知科学を応用した「ニューロマーケティング」
今日のクリエイティブCHECKでは、最近注目されている脳科学/認知科学を応用した「ニューロマーケティング」にフォーカスします。このトピックにおいては、今後のクリエイティブとの絡みの可能性を考え、以後も何回かに分けてチェックしていきたいと考えています。
脳科学を応用したマーケティングの研究は昔から行われてきましたが、その手法が注目されるきっかけとなった一つに、ネットワーク化をはじめとするテクノロジーの進化があげられます。
現在、その計測方法を大きく分類すると、間接的に計測する方法と、直接的に計測する2つの方法があります。
「間接計測」としては、一般的には、fMRI(磁気共鳴機能画像法)を使い、脳血流・脳代謝の変化を計測します。以下にあげた英国のneurosense社もその一つ。

http://www.neurosense.co.uk/
また、「直接計測」としては、EEG(脳波測定)やMEG(脳磁図計測)を使い、電気や磁気、脳波を通じて脳活動を計測する方法があります。以下のEmSense社はEEGモデルとしてあげられます。

http://www.emsense.com/
さらには、EEG方式に独自の改良を加えたSSTを計測方法に活用しているの企業も出てきています。これがオーストラリアのNeuro-insight社。

http://www.neuro-insight.com.au/
この様に、何種類かの計測方法がすでに実用段階として出てきていますが、それぞれメリットとディメリットがあります。リサーチする内容に応じて現在は使い分ける形になっています。
脳科学を応用したマーケティングの研究は昔から行われてきましたが、その手法が注目されるきっかけとなった一つに、ネットワーク化をはじめとするテクノロジーの進化があげられます。
現在、その計測方法を大きく分類すると、間接的に計測する方法と、直接的に計測する2つの方法があります。
「間接計測」としては、一般的には、fMRI(磁気共鳴機能画像法)を使い、脳血流・脳代謝の変化を計測します。以下にあげた英国のneurosense社もその一つ。
http://www.neurosense.co.uk/
また、「直接計測」としては、EEG(脳波測定)やMEG(脳磁図計測)を使い、電気や磁気、脳波を通じて脳活動を計測する方法があります。以下のEmSense社はEEGモデルとしてあげられます。
http://www.emsense.com/
さらには、EEG方式に独自の改良を加えたSSTを計測方法に活用しているの企業も出てきています。これがオーストラリアのNeuro-insight社。
http://www.neuro-insight.com.au/
この様に、何種類かの計測方法がすでに実用段階として出てきていますが、それぞれメリットとディメリットがあります。リサーチする内容に応じて現在は使い分ける形になっています。
タグ :ニューロ
▼2008年08月15日
電通のクロスメディアコミュニケーションWEB「クロスイッチ」
今回は、電通が8月4日にオープンしたクロスメディアコミュニケーションWEB「クロスイッチ」をチェック。

http://www.dentsu.co.jp/crosswitch/index2.html
本サイトを通じ、電通が行っていることはこの業界の人間にとって、実は大きな意味を持つと私は考える。
掲載している項目自体はそれ程新しいものではない。
大きく分けて3つの項目からなる。
1.クロスメディアのマーケティングを定義。AISASの考え、用語解説など。
2.クロスメディアに関する電通の独自プランニングプロセスの公開。
3.2のプロセスに対する、電通が提供できるソリューションの提示。(順次公開)
読んでみると、多少強引に定義し枠にはめた感じもした。
しかしながら重要なのは、クロスメディアの様な一見複雑で面倒に感じがちなプロセスを、この様に独自の定義を加えながら思い切ってまとめてみるところにあると思う。
例えば、ここでは、プランニングの要素を大きく7つに分割し、インサイト&ストラテジーから実施・成果評価にいたるまでをPDCA(Plan・Do・Check・Action)の流れにあてはめている。

特に複雑で入り組んでいる場合、この様に一度まとめて議論のスタート地点を作ることが重要だと考える。
作業要素をフローとして落とし込んでみると、間違っている所が見えてくる。改良が可能となる。
そして、プロセスが明確に見えてくると、それらに対して新たなアプローチが検討される。
新たなソリューション提供が可能となるわけである。
書籍「クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーション のつくりかた~」は、8月28日(木)に発刊されるので引き続きチェックしたい。

http://www.dentsu.co.jp/crosswitch/index2.html
本サイトを通じ、電通が行っていることはこの業界の人間にとって、実は大きな意味を持つと私は考える。
掲載している項目自体はそれ程新しいものではない。
大きく分けて3つの項目からなる。
1.クロスメディアのマーケティングを定義。AISASの考え、用語解説など。
2.クロスメディアに関する電通の独自プランニングプロセスの公開。
3.2のプロセスに対する、電通が提供できるソリューションの提示。(順次公開)
読んでみると、多少強引に定義し枠にはめた感じもした。
しかしながら重要なのは、クロスメディアの様な一見複雑で面倒に感じがちなプロセスを、この様に独自の定義を加えながら思い切ってまとめてみるところにあると思う。
例えば、ここでは、プランニングの要素を大きく7つに分割し、インサイト&ストラテジーから実施・成果評価にいたるまでをPDCA(Plan・Do・Check・Action)の流れにあてはめている。

特に複雑で入り組んでいる場合、この様に一度まとめて議論のスタート地点を作ることが重要だと考える。
作業要素をフローとして落とし込んでみると、間違っている所が見えてくる。改良が可能となる。
そして、プロセスが明確に見えてくると、それらに対して新たなアプローチが検討される。
新たなソリューション提供が可能となるわけである。
書籍「クロスイッチ~電通式クロスメディアコミュニケーション のつくりかた~」は、8月28日(木)に発刊されるので引き続きチェックしたい。



